くろだ小児科のお知らせ詳細
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歯が黒い原因 (虫歯と着色)
最近、少し暑さも和らぐ気配がしてきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、歯が黒い理由についてですが、虫歯が黒い理由について考えたことはありますか? 昔から、ただ単に虫歯は黒いものと思っていた人も多いのではないでしょうか。 歯が黒っぽく見える理由にはいくつかありますが、今回は虫歯が原因の場合と、着色が原因の場合についてお伝えしたいと思います。
虫歯が原因の場合:口腔内にいる虫歯菌が栄養を取り込むと、色々な物を作り出します。その中の一つに硫化水素があります。 この硫化水素が、口腔内の鉄と反応することにより硫化鉄になります。これが黒く見える原因だそうです。 歯には表面のエナメル質と内部の象牙質がありますが、歯の表面のエナメル質より、象牙質の成分のコラーゲンに硫化鉄が多く付着しやすいようです。 虫歯が進行すると、細菌が内部に侵入して象牙質の中のコラーゲンに硫化鉄が付着するため、見た目が黒く見えるのです。
着色が原因の場合:歯の表面に茶色や少し黒っぽい色などが付着することがありますが、虫歯でない場合もあります。 それは、歯に付着した汚れです。食品では、色の濃い飲食物が付着しやすいと言われています。 他には、細菌が作り出す色素などが考えられます。
同じように黒っぽく見える歯にも、原因により違うことがお判りいただけたでしょうか。虫歯で黒い場合は治療が必要です。着色が原因の場合はクリーニングによりきれいになります。ご自身で判断がつきにくいときは早めに受診することをお勧めします。


