くろだ小児科のお知らせ詳細
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フッ素塗布の安全性は?塗布して良いの?
寒さが一段と厳しい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。体調を崩しやすい時期でもありますので、どうぞご無理なさらずお過ごしください。
さて今回は、患者さんからご質問をいただくことの多い「歯科医院で行うフッ素塗布は本当に安全なの?」という疑問について、分かりやすくご説明します。
フッ素塗布に対する不安の声: 「フッ素塗布は歯に良い」と聞く一方で、「塗布しない方が良いのでは?」と不安に感じる方もいらっしゃいます。このような疑問が生じる理由の一つに、歯科で使用されるフッ素とは別に、毒性があり規制されているフッ素化合物が存在することが挙げられます。実は、フッ素には大きく分けて有機フッ素化合物 と フッ素化合無機物 の2種類があります。ここでは、それぞれを簡単に説明します。
●規制対象となっている有機フッ素化合物(PFAS)
PFAS(ピーファス)とは、フッ素と炭素の結合を含む有機フッ素化合物の総称です。
これらは人工的に作られた物質で、人体や環境への有害性が指摘されており、自然界で分解されにくい性質を持つため、現在、世界各国で規制や使用禁止が進められています。
●歯科医院で使用されている無機フッ素化合物
虫歯予防のために歯科医院で使用されているフッ素は、無機フッ素化合物と呼ばれるものです。
代表的なものには、フッ化ナトリウムやフッ化第一スズなどがあり、これらは長年にわたり歯科医療の現場で使用され、その効果と安全性が確認されています。
無機フッ素化合物は、近年問題となっているPFASなどの有機フッ素化合物とは、化学構造や性質、用途がまったく異なる物質です。同じ「フッ素」という名称が含まれているため混同されやすいのですが、歯科で使用される無機フッ素化合物は、人体や環境への影響が問題視されている物質とは別のものです。このように、歯科医院で行われるフッ素塗布は、適切に管理された無機フッ素化合物を用いた、安全性の高い虫歯予防処置であることをご理解いただければと思います。
フッ素塗布の安全性について: もちろん、どのような物質でも過剰な使用や摂取は身体に影響を及ぼす可能性があります。しかし、歯科医院で行うフッ素塗布は、使用するフッ素の種類、濃度や使用量、塗布方法が適切に管理されており、通常の範囲で行われる限り、過度に心配する必要はありません。
フッ素塗布の効果と推奨頻度: 無機フッ素化合物には、*歯質を強化する *酸に対する抵抗力を高める *虫歯菌の働きを抑制する効果があります。 お子さまや虫歯のリスクが高い方では、3~4カ月に1度のフッ素塗布が推奨されることが一般的です。 ※虫歯のリスクや年齢によって、異なる場合がございます。


